アロマを家で楽しみたいけど、どんな香りを選べばいいの?
アロマテラピーで用いられている精油はたくさんあってどれを選んだらよいか迷いますよね。
この記事では、アロマテラピー検定1級の私が好きな香りと手軽にアロマを楽しむ方法を紹介していきます。
最後まで読んで、ぜひ実践してみてくださいね。
精油について
アロマテラピーで用いられるオイルは、精油(エッセンシャルオイル)と呼ばれています。
精油は、植物がもつ香り成分を取り出して作られたものです。
抽出された植物によって、香りの特徴や働きは異なってきます。
私が好きな香りベスト10
1位 ベルガモット
ベルガモットは柑橘系ですがミカンやグレープフルーツとは違い、果肉や果汁はほとんど利用されません。
果皮から香料を得るために栽培されている植物です。
ラベンダーと同じ成分が入っているため、さわやかな柑橘の香りの中に少し甘いフローラルな香りも感じられます。
紅茶のアールグレイに香りづけとして使われていることでも有名です。
初めてベルガモットの香りを嗅いだ瞬間「あ、好き♡」と思うくらい私の好みの香りでした!
疲れをほぐしたいときに使っています。
2位 ローズ
ローズの精油は、大量の花からわずかな量しか取れません。
そのためとても貴重で、値段も他の精油に比べて高価なのが特徴です。
バラ科の精油は、ローズ(アブソリュート)とローズオットーが有名で、この2つは原料のバラの種類や抽出方法に違いがあります。
私は、ローズ(アブソリュート)の香りが好きです!
香りを嗅いだ瞬間に華やかな気分になれて心がほぐれます。
3位 ゆず
ゆずは、日本でも古くから親しまれていてとくに冬至のゆず湯が有名です。
リラックス商品にも、ゆずの香りのものがたくさんありますね。
ゆずの果実を使ったゆず湯は頻繁に行うのは難しいですが、ゆずの精油でアロマスプレーを作って浴室に香らせればゆずの香りに包まれて入浴することができますよ。
子どもの頃からなじみのある香りだからか、ゆずの香りを嗅ぐと心がとても落ち着きます。
リラックスタイムにディフューザーで香らせるのが好きです。
4位 ラベンダー
さまざまな用途で重宝されているラベンダー。
古代ローマの時代から浴用や傷口を洗うときに使われていたと言われています。
さわやかでフローラル感のある、心が落ち着く香りです。
アロマテラピーの勉強をする前から枕スプレーでラベンダーの香りを使っていました。
私の寝るときのお供は、今でもラベンダーの香りです。
5位 グレープフルーツ
グレープフルーツのさわやかな香りは、気持ちを落ち着かせ幸せな気分にさせてくれます。
色の赤みが強いほど甘みも強くなるため、ホワイトグレープフルーツよりもピンクグレープフルーツの方がやわらかな香りです。
体にたまった水分や老廃物の排出を助けてくれるため、ボディートリートメントにも使用できます。
グレープフルーツの精油で作ったトリートメントオイルを使って、セルライトが気になる部分をセルフマッサージしています!
6位 オレンジ
オレンジの精油は、スイートオレンジ、ブラッドオレンジ、ビターオレンジなどがあります。
スイートオレンジやブラッドオレンジは食用として、ビターオレンジは苦みがあるためマーマレードに使用されている果物です。
オレンジに含まれるリモネンという成分は油を溶かしてくれるため、掃除にも役立ちます。
私は、スイートオレンジが一番お気に入りです!
フレッシュで甘い香りが、明るく前向きな気持ちにさせてくれます。
7位 ゼラニウム
ゼラニウムは葉から抽出されますが、バラの花に似たフローラル調の香りがします。
バラの香りが好きだけど、ローズ精油は高価で頻繁に使えない!という人にピッタリです。
甘い香りが、不安を鎮めて気分を明るくしてくれます。
ローズのハーブを湯船に浮かべるときに、ゼラニウムの香りをスプレーしています。
まるでローズの香りに包まれているような華やかな気分になれるのでぜひ試してみてください!
8位 ネロリ
ネロリは、ビターオレンジの花から抽出されます。
そのため、かんきつ系のさわやかさがある甘くてフローラルな香りです。
精油の抽出時に取れるネロリウォーターは化粧水として使われています。
高価な精油なので頻繁には使えませんが、華やかで甘い香りを感じたいときにコットンに湿らせてネロリの香りを楽しんでいます。
9位 レモン
さわやかでシャープな清涼感のある香りのレモン。
ガツンとくる香りは、頭の働きをクリアにして脳の疲れを癒してくれます。
集中力を高めたいときにおすすめです。
レモンは、頭がスッキリしてリフレッシュできる香りです。
モヤモヤと考えすぎていると感じたときに嗅ぐようにしています。
10位 ペパーミント
ペパーミントはガムやマウスウォッシュなど食料品や日用品としてもなじみが深いので、アロマテラピーに詳しくない人でも香りは想像できるかもしれません。
すっきりとさわやかで清涼感がある香りなので、気分をリフレッシュしたいときに役立ちます。
吸入法で蒸気を吸い込むと呼吸が楽になるとも言われています。
「集中したいのに、眠気に襲われる……」なんてときにペパーミントを嗅ぐと、頭がスッキリしてきますよ!
手軽にできるアロマの楽しみ方
アロマテラピーは、やり方が難しそうだと思われがちですが手間をかけずに家庭にあるものだけで楽しむこともできますよ。
初心者におすすめの手軽にできるアロマテラピーを紹介していきます。
ティッシュやコットンにつける
簡単に香りを楽しみたい人は、ティッシュやコットンに精油を数滴垂らして香らせる方法を試してみましょう。
作業机に置いて集中力がアップする精油を使ったり、枕元に置いてリラックスしながらおやすみタイムを過ごしたりできますよ!
またハンカチに香りをつけてバッグに入れておくだけでも、ほのかな香りを楽しめます。
お湯に垂らす(吸入法)
お湯に精油を垂らし、立ち上がる蒸気を吸い込んで香りを楽しむ方法を吸入法といいます。
じんわりとした蒸気の温かさの中で香りを感じられるため、他の方法とは違った香りの楽しみ方ができますよ。
準備するもの
- 好きな精油:1~3滴
- 用具:お湯を入れる容器(マグカップ、ボウル、洗面器など)
やり方
- 容器に半分ほど熱湯を入れ、その中に精油を入れます。
- 目を閉じて深呼吸するように鼻と口からゆっくり蒸気を吸い込む。
注意点
- 咳やぜんそくの症状があるときは行わないようにしましょう。蒸気によって咳を誘発する可能性があります。
- 精油の種類によっては、粘膜に刺激を与えるものもあるため、必ず目を閉じて行うようにしましょう。
スプレーを作る
アロマスプレーを作っておくと、玄関や寝室、浴室などさまざまな場所で香りを楽しめます。
それぞれの場所に合わせて香りを使い分けるとよいでしょう。
準備するもの(出来上がり量 約50ml)
- 好きな精油:合計3~20滴程度
- 無水エタノール:5ml
- 水:45ml
- 用具:耐熱ガラスビーカー、耐熱ガラス棒、遮光性保管容器、ラベル
作り方
- ビーカーに無水エタノールを入れ、精油を合計3~20滴加える。
- ガラス棒でよく混ぜ合わせる。
- 水を加えよく混ぜてからスプレー容器に移し、作製日などを記入したラベルを貼る。
注意点
- 精油を10滴以上入れる場合は、肌につけないようにしましょう。
- 精油は水に溶けないため、必ず先に精油と無水エタノールを混ぜてから水を加えます。
- 無水エタノールはアルコールが入っているため、火の近くでは使わないにしましょう。
まとめ
アロマテラピー検定1級の私が好きな香りと手軽に香りを楽しむ方法を紹介しました。
アロマ精油の選び方に迷ったら、まずは自分が気に入った香りを取り入れてみましょう。
この記事で紹介した方法を実践して、ぜひアロマライフを楽しんでくださいね。